洛陽

3/3
前へ
/5ページ
次へ
「輝愛様!輝愛様ぁ!!」 次の日、武器屋にいた輝愛の元に1人の民が近づいてきた。 『どうした?そんなに急いで…』 「朝廷が‥!朝廷がお待ちです!」 『朝廷が?‥なんだ‥?』 輝愛が本拠地に戻った時、既に繚乱達は朝廷たちと対面していた。 『‥遅くなってしまい申し訳ない。』 「貴方がこの洛陽を収める方ですか?」 1人の朝廷の使いが近づいてきた。 『ええ。いかにも』 「実は、今朝廷の財は底をつきかけ、じつに不安定。敬意金の召集に参った。敬意金を納めよ」 『…わかりました。皇帝様には世話になってる身。敬意金をお納めいたしましょう。』 「うむ。意義である。」 敬意金を納めると、朝廷たちは去って行った。 「輝愛。」 『?』 繚乱が近づいてきた。 「どうやら隣の"華北"が"洛陽"に攻め立てる気らしい。」 『…それは誠か?』 「華北からこちらへ移住してきた者が言っていた。華北は今錆びれてしまっているらしい。」 『それで領土が欲しいのか』 「さらに洛陽は施設が全て揃った充実した場所だ。狙う國も多い。」 『…承知した。』 「どうする気だ?」 『…もちろん。攻められる前に攻め立てる。』 「そうくると思ったよ。」 そう言うと繚乱は、笑顔で去って行った。 …侵攻戦の始まりだな。 輝愛は侵攻戦に備えることにした。 *
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加