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「輝愛様!輝愛様ぁ!!」
次の日、武器屋にいた輝愛の元に1人の民が近づいてきた。
『どうした?そんなに急いで…』
「朝廷が‥!朝廷がお待ちです!」
『朝廷が?‥なんだ‥?』
輝愛が本拠地に戻った時、既に繚乱達は朝廷たちと対面していた。
『‥遅くなってしまい申し訳ない。』
「貴方がこの洛陽を収める方ですか?」
1人の朝廷の使いが近づいてきた。
『ええ。いかにも』
「実は、今朝廷の財は底をつきかけ、じつに不安定。敬意金の召集に参った。敬意金を納めよ」
『…わかりました。皇帝様には世話になってる身。敬意金をお納めいたしましょう。』
「うむ。意義である。」
敬意金を納めると、朝廷たちは去って行った。
「輝愛。」
『?』
繚乱が近づいてきた。
「どうやら隣の"華北"が"洛陽"に攻め立てる気らしい。」
『…それは誠か?』
「華北からこちらへ移住してきた者が言っていた。華北は今錆びれてしまっているらしい。」
『それで領土が欲しいのか』
「さらに洛陽は施設が全て揃った充実した場所だ。狙う國も多い。」
『…承知した。』
「どうする気だ?」
『…もちろん。攻められる前に攻め立てる。』
「そうくると思ったよ。」
そう言うと繚乱は、笑顔で去って行った。
…侵攻戦の始まりだな。
輝愛は侵攻戦に備えることにした。
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