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後方で彼の両親も、チラリと私を見た
『男でしょ!!!そんなんじゃ、新しい学校でナメられんだから!!』
ちがう
本当はそんな事を言いたいんじゃない
『……んで…』
『え?』
今度は、静かに俯いた
いきなりキレたり弱くなったり、自分でもよく分からないけど
鼻の頭がツーンとして…
『私にくらい、言ってくれても良かったのに……』
これが本音なんだ
少なくとも、私はアヤにとって特別だと思っていたから…
勝手な話だけどね
『うん…』
アヤはそう短く答えて、私の肩に手をのせた
……かと思うと
『―――っ!!?』
いつの間にか私の体が磁石の様にアヤの体にくっつき
アヤの腕が私を包んだ
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