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はじめて気付くアヤの体格
身長は目に見えて私より高くなっていたのに
肩幅も胸板も、こんなにしっかりしていたなんて…
『ごめん…。ユタちゃんには、消えない傷を負わせて
俺から離れていくなんて、本当はしたくなかったんだ』
『ア『けど、まだ子供だし…』
だから。とアヤは腕の力を弱め、私の顔を覗き込んだ
『俺、戻ってくるから。高校、絶対ユタちゃんと同じ所行くから』
『――別にっ『俺、2年でめちゃくちゃカッコ良くなるから
そしたらさ、俺――……っ!?』
しばらくアヤの顔を見て聞いていたけれど、
急に早くなったアヤの心臓の音につられて、思わず突き飛ばしてしまった
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