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この坂を登りきったら…
今度会えるのはいつになるんだろう
ううん…、会えるのかな……――――
「あっという間だったね」
「あぁ…、早かったな」
今日は高校生活最後の日。
みんな進路がバラバラで、ほとんどの友達とは今日でお別れになってしまう…
帰り道は夕日を背に君の少し後ろを歩いてた
背の高い君に合わせていつも歩幅が大きくなって…
いつのまにか君だけを見ていたっけ…
君がいれば笑っていられた
触れた指に伝う鼓動さえもその全てが……愛しかった…―――
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