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「またなの!!まったくあの子は、ジッとしていられないの!!フレイド!あなたも、あなたです!!どうしてあの子のことをちゃんと見ていないの!」
すごい勢いでフレイドを責めていく。だが、フレイドは慣れているのか動じることなく
「ですが、あの王女様をお止めするにはすごい体力が必要です。戦力が集まる前にお出になられた場合どうしたらいいのですか?」
フレイドは女王陛下に向かって言った。
女王陛下は半ば脱力したような顔をした。
「もういいです。そんなことより、今すぐミユーラを連れ戻しなさい!!」
陛下はフレイドに向かって命令する。
「何かあったのですか?」
いつもと様子がおかしい陛下にフレイドは訊ねてみた。
「・・・・・・この国に海賊船が近づいているという情報が出たわ。」
最初は言うことを躊躇っていた陛下はごまかしが効かないと思ったのか正直に言った。
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