18人が本棚に入れています
本棚に追加
( ・∀・)「おい!どういう事だよ!」
ノパ⊿゚)「五月蝿い。 黙ってついて来い。」
静かながら威圧感のあるヒートの声。
先程までの舌っ足らずの喋り方は既に失せ、歳相応の口調はモララーを黙らせるには十分だった。
だだっ広い廊下の真ん中をヒートとモララーは第1練を目指して歩いていた。
二人の足音だけが廊下に響く。
ノパ⊿゚)「お前は兄弟はいたのか?」
( ・∀・)「いや、多分一人っ子だよ。孤児院にいたからわからないけど。」
ノパ⊿゚)「そうか、ならお前はまだ幸せだ。」
ノハ-⊿-)「……。」
川 ゚ -゚)
思い浮かべる姉の顔。記憶の中の姉は幼いまま、あの日から成長は全くしていない。
自分とは全く似ていない綺麗で真っ黒な長い髪。唯一似ていると言えるのは目だけだった。
ノハ-⊿-)(それでも私の唯一の姉……だったんだよな。)
最初のコメントを投稿しよう!