しょうじょのぎもん。

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( ・∀・)「おい!どういう事だよ!」 ノパ⊿゚)「五月蝿い。 黙ってついて来い。」 静かながら威圧感のあるヒートの声。 先程までの舌っ足らずの喋り方は既に失せ、歳相応の口調はモララーを黙らせるには十分だった。 だだっ広い廊下の真ん中をヒートとモララーは第1練を目指して歩いていた。 二人の足音だけが廊下に響く。 ノパ⊿゚)「お前は兄弟はいたのか?」 ( ・∀・)「いや、多分一人っ子だよ。孤児院にいたからわからないけど。」 ノパ⊿゚)「そうか、ならお前はまだ幸せだ。」 ノハ-⊿-)「……。」 川 ゚ -゚) 思い浮かべる姉の顔。記憶の中の姉は幼いまま、あの日から成長は全くしていない。 自分とは全く似ていない綺麗で真っ黒な長い髪。唯一似ていると言えるのは目だけだった。 ノハ-⊿-)(それでも私の唯一の姉……だったんだよな。)
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