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「にんげんは、そうやってたんじょうしました」
耳障りになる位にどうでもいい学校の授業
俺は聞く素振りもせず、頬杖をついていたが、脳が勝手に聞こえる言葉を分析し、その情報を俺に伝える
人間が誕生した?
その当時?
んなもんどうでもいいよ。
今生きてるのだから、その根源を振り返ったって仕方がない
「だりぃ……悠亜、サボらねぇ?」
不意に後ろから声がかかった
俺を悠亜と呼んだ後ろの席には男子…いや、一応親友の木在 進がいる
「もう終わるだろ……」
「相変わらず冷めてるなぁ、お前は」
「元から俺はこんな奴だよ」
嫌味にも聞こえる言葉を受け流し、俺……斥丘悠亜は腕を枕にして眠りについた
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