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「邱雷、あまり緊張する事はないよ?ただの顔合わせだから」
「んな事言ったって…孫権様に会うのは初めてだから…」
陸遜の言葉に邱雷光は変わらず緊張した面持ちを浮かべていた。
二人がいるのは呉の首都である建業の宮殿であり、邱雷光が武人として呉に仕えられるよう陸遜が孫権に推挙したのである。
二人は孫権が登場するのを待っていた。
そして…
「孫権様のおなりー」
バッ
宮仕の声に反応した二人は片膝を付いた。
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