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お姉ちゃんに電話をするが出ない。
お姉ちゃんはムリか…
「あ!多華?!佐々木多華だよね?!」
急に名前を呼ばれて振り返るとそこには肩ぐらいまでの茶色い髪をした女子高生。
「久しぶり〰!元気だった?」
…え………誰…?
「多華、中3の終わりがけから急に学校来なくなっちゃうしみんな心配したんだよっ?」
……中学生の時の同級生の子?
「……あ…うん…ごめんね…」
「幹斗とはまだ続いてるの?」
「…………ミ……キ…ト…?」
――――…その瞬間、頭痛とめまいに襲われる。
「……頭が…痛い…!…前が…見えない…!………ミキ…ト…………ミキト……………
―――――――――――――――
「………」
目を覚ますと、目に見えたのは、白い天井。
「………さき……ささき…おい!…佐々木!」
誰かが呼ぶ声が聞こえる。
………ここは何処?
「佐々木!」
意識は朦朧としているが見えたのは、険しい顔をしている本間の顔。
「………セン…セ…?」
「…そう!俺!分かる?」
ようやく意識がはっきりしてきた。
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