高校入学

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「……セン…セ…何で?何でいるの?」 「ここは…病院…お前が倒れたって学校に電話があったから」 あたし…倒れたんだ… 「お前の中学の同級生が救急車を呼んでくれたみたいでな。…もうすぐお姉さんも来ると思うよ」 朝見た笑顔とは違い悲しく不安そうな笑顔。 きっとあたしの事をすごく不安に思っているんだと思う。 そんな顔を見せられては、あたしは罪悪感でいっぱいになった。 「………先生…今日…ゴメンね…」 突然の謝罪に本間は驚いている。 「…さ、佐々木が謝るなんて思ってなかったよ…てゆか、俺が悪いし…こっちがほんとゴメン…佐々木のコト分かってやれなくて… 」 つくづくイイ先生だと思う。 入学早々、こんなに生徒の事を思ってくれる先生が見つかり嬉しく思った。 ―ガラガラ― 「…佐々木さん検査結果がわかりました。」 どうやら病院の先生のよう。 白衣に聴診器に薄い髪…間違いない。 「…佐々木はなんで倒れたんですか?」 「…佐々木さんは…記億喪失によくある拒否反応が起こったんだと思われます。」 ―――バレた…。 「記憶喪失?!おい!佐々木!どぉゆう事だよ?!」 …最悪………… 「あのね…あたし…記憶喪失になった事…ある…」 `
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