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「…多華っ…大丈夫か?!」
「…………大丈夫。」
「…なら…良かった…」
それだけ聞くと安心したのか、自分の部屋に戻って行った。
時計を見ると夕方の4時30分。
先生に明日謝んなきゃ…
「……多華…明日学校行ける?」
「………うん…」
「…そう…じゃあ昼御飯、作ってあるから食べちゃって」
お姉ちゃんもそれだけ言うと自分の部屋に戻って行った。
机にはカレーとサラダが置いてある。
見た目からして、お兄ちゃんが作ったんだと思う。
じゃがいもやにんじんが口に入らないほどおおざっぱに切られていた。
それを見ると自然に笑いがこぼれてくる。
見た目以上に美味しいカレーを平らげてから風呂に入る事にした。
湯舟に浸かっていても、何をしても頭の中には、‘ミキト’だけ。
ミキトって誰だろう。
なんで教えてくれないの…?
先生が言ってたとおり、元カレとかなのかな…?
―――――風呂から上がり自分の部屋に入り、ベッドにダイブをする。
今日一日内容濃すぎ…。
ケータイを見ると、着信、メールなどは着てなかった。
あたしにメールしてくれる子なんていないか…
そもそもメル友いないし…甘奈にメルアド聞こう…
疲れていたから、ベッドに入ると3分ほどで寝てしまった。
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