みなさん、さようなら

6/13
前へ
/15ページ
次へ
──さて、そんな口上をしているとページ数は重なるばかり。 本当ならもっとみなさんとお話して、もっとみなさんに僕のことを知ってもらいたかったのですが。 それだと僕を創ってくれた作者さんに申し訳ない。 なのでここからはあの人の願う通りに物語を運びたいのですが、はたして"悲壮的"とはどうすればいいのでしょう? 僕は名前だけの存在。 特徴もなにもない、“無” けれどそこにあえて特徴を見出だすなら、それは"普通"なことです。 特筆すべきことがなにもないキャラクター。 それが僕。 当然頭もいいわけありません。 普通です。 なので良い案も浮かびません。 ごめんなさい、作者さん、読者さん。 このままじゃ僕は、グダグダな余生を送ることになってしまいます……。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加