ありす

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    つい嘘を吐く、私。   だって……なんだか恥ずかしくって。   白兎を呼び戻す為、だなんて言えない。       「そっか。でも、大丈夫? ありす昼職だけでしょ?」       心配そうに見つめてくる白兎。   そうやって心配してくれる白兎の優しさに、私は嬉しくなる。       「このくらいなら大丈夫だよ」     「ならいいけど……。じゃあ、もう一度乾杯しよっか」     「うん!」       シャンパングラスを片手に乾杯すると、私は白兎との幸せな時間を過ごしたんだ――…    
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