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ビール2つを注文すると、程なくしてビールの入ったグラスがテーブルに届けられる。
「ありす、お仕事お疲れ様! かんぱーいッ!」
「乾杯ッ」
互いのグラスをコツンと当てると、そのまま口に運ぶ。
しばらく白兎と楽しい時間を過ごしていると、店のボーイが白兎に近づいてきた。
何かを白兎に告げると、白兎はすごく申し訳なさそうな顔をこちらに向けてくる。
「ありす、ごめん! 別のテーブルに呼ばれちゃったみたい」
「あー……、そっか。いいよいいよ! ここで待ってるから」
本当は離れていって欲しくなかったけど……。
白兎を困らせたくはない。
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