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「え、えむふぉーえーわん?
えむぴーふぁいぶ?
って、そんなんじゃなくて!」
どうやら銃器には詳しくないようである。
「自慢じゃないけどさ…ホントに知らないの?私。」
「生憎、ネット通じない海外で過ごしてきたんでね。
…で、あの集団どうするんだ?」
あの集団とは、当然ながらブラッククロスである。
「そりゃあ当然、蹴散らすに決まってるでしょ。
…下がってて。」
先程とは気迫が違う。
本気でアイツ等を相手にするようだ。
「…セレナだっけ?
お前が俺より強くても、男には引けないときってモンがあんのさ。
…あの怪人Aくれてやるよ。
後のモブ共は俺が受け持つ。」
こちらも、覚悟は出来た。
正直こんなのに付き合いたくはないが、乗りかかった船だ…!
そうテンションを静かに上げていた俺の心は、次の瞬間緩みきる事になる。
「これはマズいナ…
全員撤退ダ!」
「イーッ!」
まさかのブラッククロス撤退である。
「ええっ!
ちょっと、待ちな…
行っちゃった…」
「…何だったんだ、アレ?」
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