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さて、日本のどこかでそんな少年がいるとは露知らず、港で騒いでるバカ(まあ俺なのだが)がいた。
「フハハハハ!
ソロモンよ!私は帰ってキターーー(゚∀゚)ーーー!」
…この盛大なぶっ壊れたような叫びで喜びを表している俺の名前は、草間 仁鳥(クサマ ジンチョウ)。
ただのオタクな一般人─ではないが、表ではそのようにとれる─高校生である。
何故その日本人が、外国から船で─それも密入国─来たのか、それには想像を絶する話が有るのだが、それは別の話にしておく。
そこで一仕切り騒いだ後、静かに言葉を漏らす。
「帰ってきたんだよな…此処に。日本に。」
その言葉にどれだけの郷愁の念が込められていたことか。
長期間外国にでも滞在していたのだろうかとそのつぶやきを聞いていたカップルは思ったようだが…すぐに隣にいる愛人の方へと意識を向けた。
そのカップルを見て、無意識に漏れた一言。
「リア充爆発しろ…」
…彼女募集中です。
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