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アナザーストーリー(*までのあらすじ)
D/N破壊事件…それを震撼させた二人は、追放された。
その後のCIAの活躍により、修復・復元され元の生活が戻ってきた。
大きな傷跡を残す中で、新たな転校生…桜野凛香、野蔵将希、関谷大樹だ。
夏休みに入り、きりが良いので歓迎パーティが開かれる事になったが…そこで隠謀が姿を表し、皆は水族館に閉じ込められてしまう。
その正体は、世界を牛耳る関谷家が起こしたものであった。
六年前の事件を、そして広明と大樹を事故として隠蔽しようと…汚点を浄化し、闇に葬り去ろうとした。
そんな中で起こる、仲間割れ、絶縁、混乱の不協和音。それが、関谷家の思惑だとは知らずに…
凛香の歌声で再起したセナ達は、反撃に出る。最悪な未来を食い止めるために。
様々な攻防の末、六年前の事件が今回の事件と類似している事が分かり、両方は関谷家が起こしたものだと分かった。
最終的に関谷家三人を打ち破り、同時に脱出を果たした…
関谷家三人は、どうやらいずこに行った。どうなったのかは…分かるだろう。
その後、広明が仲間に入りたがらない麗佳を連れ戻しに行った。
彼女もまた、家族によって裏切られ、セナへの在り方を見直したのだ。仲間は素晴らしいということを、改めて痛感させられた。
幸いにも彼女は脅迫されていて、逮捕年齢(14歳)に達していなかったので、罪は厳重注意として処理された。
その強さに皆は大歓迎。周りをも巻き込み、仲間として迎えた。
後に、病室で大樹を信じていたセナに謝ろうとするが…彼はそれを拒否。
納得がいかない仲間達は、本人が拒否するも謝った。セナにしたことは、真実を遠さげる事だったからだ。
お互いがお互いに謝った後、誕生日パーティーが騒がしく始まった。
「もう無理しない…約束するよ」
こうして見事、彼はまたしても成した。残酷な未来を食い止める事が出来たのだ…
…仲間の在り方、事件との決別。切っては切れぬ関係だからこそ、力を成す。
広明…君は決して、無能ではない。それは、私にも言える。何故なら…そこにいるだけで、君は奇才を成しているのだから…
さて。セナが前にこんな事を言った。
「非常識な事が起きると、一番困るのは頭が良い人」
頭が良い人…該当するのは、複数人。だが、至ってシンプルでもある。君達もよく知る人物…
―――そう、完璧で一度は挫折した…数学チャンピオンその人だ…――
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