海へ

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家の中は思ったより光が差し込んで来る。 今は、お昼の1時30分。 「母さーん?」 お父さんの声だ…。 私は庭にあるブランコに座りながら聞いていた。 「荷物は後にして、先にご飯を食べないかー??」 そう言えば、私達はまだご飯を食べていない。 「え…、もうちょっと待ってよー?先に進めた方が楽じゃないかしら?」 「もう俺もウミカもお腹が減ってるんだよ。」 ……私はどっちでも良いんだけど。 そんな事を思いながら、私は町並みを見た。 新しい家は高台にある方だ。色んな家や建物が下に一杯ある。 「…しょうがないわ。先に食べちゃいましょう。」 ……お母さんが折れた。 「じゃあ、行くか。ウミカー車に乗って!」 「…外食…?」 車って…。外食するの??思った事を口に出した。 「そりゃーそーだろう?まだ何も出来ないじゃ無いか。」 「早く乗りなさいウミカ。」 確かにそうだ。 そう思いながら、私は車に乗り込んだ。 関わりを持たないなら、人ゴミでも大丈夫……。 そう思ってたけど─……、
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