運命の七日間

お見合い

一週間ぶりの我が家。
勇気を出して、ドアを開けると

｢おかえりなさい。｣
とお父さんとお母さんの声がした。

｢ただいま！！｣

｢モカには、つらい思いをさせて悪かった。｣
お父さんが頭をさげる。

｢ううん。いいの。
それより、今日、お見合いでしょ！！
早く用意しなきゃっ！！｣

お母さんに着物を着せてもらい、綺麗にメイクをして着飾る。

そして着いた、大きなホテル。

｢もうすぐ相手もくるわ。｣

お母さんの声に、私はドキドキしながらうつむいた。

勇治さん、
約束だもんね。

私、もうすぐ結婚相手と会うよ。

｢こんにちは。｣
おじさんの声がした。