紅目の青年

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目的地は孤児院 俺はここで育ち 今はここで仕事をしている 俺が知っている自分の素姓は 雪の降る寒空で 『翅音』 と言う名を付けられ 門の前に傘をさされて 捨てられていた と言った簡単な事だけだ 傘をさしておいたのは きっと罪悪感からなのだろう (罪悪感か…ふふっ)
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