雨の夜

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その日は朝から曇り空だった。 『雨降りそうだな…』 夏休みに入って1週間が過ぎた その日も いつもの様に 暇な15才の私(麗香*レイカ)は 友人の家に向かって歩いていた。 2才年上の兄は 俗に言う真面目人間。 成績優秀 しかも、生徒会長だった。 そんな兄と同じ中学に通っていた私は 比べられる事も多く 学校の違う友人とばかり遊んでいた。 きっと 私が親なら 『友達やめなさい』 なんて言う仲間。 その頃の私は学校をサボっては 花札をしたり 何をするわけでもなく よく公園でたまってた。 いつもと同じ道を歩き いつもと同じように呼び鈴を鳴らす私… 今日も いつもと同じ一日を過ごすはずだった… 「アツ~来たよ~♪」
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