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【てゐ視点】
とりあえず私は無罪だって言っとく。そりゃあ竹林の至るところに罠は仕掛けてるし引っ掛かる奴もいて当然だろうさ。
主に鈴仙とか鈴仙とか鈴仙とか。
鈴仙はあれで頑丈だから多少危険な罠でも平気だ。だから失念していた事も否定は出来ないけれど……
目の前に人が倒れていた。血まみれで。先に言っとく……って、さっき言ったか。私は無罪だって。
「てゐぃぃぃぃぃ!!」
「げっ、鈴仙!?」
「見つけたわよ、今日こそ今までのイタズラ分のお仕置きして……え?」
怒り心頭の鈴仙がやって来て、ようやくこの状況を見つけた。マズいなぁ、これで私が凶器持ってたら殺人現場の出来上がりじゃん。
狂気なら鈴仙が持ってるけどね~♪
ヤバい、ちょっと現実逃避してた。鈴仙はしばらく私と倒れている男を見て考えていたが……
「……てゐ、自首しよう。私も付き添ってあげるから、ね?」
「うっさいバカ鈴仙!!」
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