第一幕 竹林でお会いしましょう

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「……とりあえず別の世界ってのは理解出来たし受け入れる。で、帰る方法とか無いのか?」 「そうね……博霊神社に頼るか、隙間妖怪に頼るか……」 「そういう訳にはいかないわね。」 突然部屋に入ってきたのは、長い黒髪の少女だった。着物を着たその少女は何故か俺を見て楽しそうに笑っている。 うん、見た目はお嬢様って感じだけど厄介な奴っぽい。 「悪いけれど春日冬夜、貴方にはこの永遠亭で暮らしてもらうわ。」 「何で!?そしてお前誰だよ!?」 「姫よ!!」 やたら自信たっぷりに答える自称姫。何でこんな自信たっぷりなんだ? 「姫、いきなり何を……」 「ちょっと椎に頼まれたのよ、この人間の保護をね。ただし、元の世界には帰らせるなってね。」 「椎が……冬夜を幻想入りさせたのは椎なのですか?」 「みたいよ?ただ理由はまだ話せないらしいわね。」 永琳が姫って呼んでる辺り、本当に偉い人らしい。 そしてムカついた。何俺の意志を完璧無視して話を進めてやがる。
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