第二幕 幻想郷での新たな生活

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【寺子屋・裕理視点】 僕が幻想郷に来てから一週間経った。最初は戸惑う事も多かったけれど、今では普通に暮らしている。 「はい、この問題分かる人~?」 慧音さんの紹介で、僕は寺子屋の先生をしている。僕は高校生で専門的な知識も無いけれど、慧音さんが言うには大丈夫なんだとか。 人に勉強を教えるなんて初めて……でも無いけど、先生をするとなると戸惑う事も沢山あった。けど、今はこの仕事を引き受けて良かったと思っている。やりがいがあるから。 「裕理先生~、慧音先生と妹紅さんのどっちが本命なんですか~?」 「ど、どちらもそういう関係じゃないよ!?まだ出会って一週間だからね!?」 「でも父ちゃんが『男と女は出会った瞬間に全部決まる』って言ってたぜ~!!」 「えっと……恋愛は人それぞれだから。」 ……うん、戸惑う事は沢山あるけれど、僕は元気です。 「はい、じゃあ授業に関係ない質問をした心太君は前に出てこの問題を解いてね。」 「げぇ、ヤブヘビだった!?」
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