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朱野月詠、慧音さんが言うには『複雑な事情』があるらしい。鈴鹿さんが言うには、『姪みたいなもの』らしい。
慧音さんからは細かい事を聞いてはいけないと言うので、聞かない。誰にだって知られたくない事はあるだろうし。
「じゃあ裕理、色々頑張ってね。」
「先程慧音さんが鈴鹿さんと一緒に来ると言ってましたが……」
「あら、なら後でお邪魔するわ。」
鈴鹿さん達と別れて先を急ぐ。具体的には竹林に入っていく。
竹林の中にある小さな家、最初はもっとボロボロだったけど頑張って直した。
妹紅さんが言うには『別に病気になって死ぬ訳でもないし、適当に雨とか防げればいいし』らしい。
それはあんまりなので頑張って直した。女の子が肌を冷やすなんて良くない。
他にも畑を耕したり水を引いてきたりして環境を整えた。出来ればもっと住み心地をよくしたいな、妹紅さんが喜びそうだし。
「ぐも、ぐもも~♪」
「ただいま、もぐさん。」
畑に水をまいているもぐさんに手を振って家に入った。
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