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「ただいまです、妹紅さん。」
「あー、おかえり。」
「おかえりなさいっす旦那♪」
家では妹紅さんとタカマルが仲良く遊んでいた。基本的に妹紅さんは竹林の自警団のような存在なので日中は忙しい。ちなみに夜はたまに焼鳥屋をやってたり……
妹紅さんって永遠を生きているらしいけど生きる糧が必要って訳ではないからその辺りは適当みたい。
「今日はいい大根が買えましたから、大根尽くしもいいですね。」
「……裕理ってやけに料理美味いけど、外でそういう勉強してたの?」
「へ?いえ、全て独学ですよ。」
「もしかして趣味とか?」
「うーん……僕、趣味とか無いんですよ。特に必要と感じませんし。」
「趣味に必要性は関係ないでしょ。」
そう言いながら手は止めない。慣れているので大丈夫。考えてみたら、血を浴びたものに命を分け与えるのなら、食材もそうなるのだろうか?
賑やかな料理になりそうだから気をつけよう。
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