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「あ、妹紅さん味見お願いします。」
小皿に少しだけ注いだお味噌汁を妹紅さんに渡す。
「裕理の料理の腕は信頼してるから、別に私の好みに合わせなくても……うん、美味しい。」
「やっぱり美味しいのがいいじゃないですか♪」
お味噌汁の味は毎日微妙に変えている。やっぱり妹紅さんに合うお味噌汁を作ってあげたいから。
さて、お肉屋さんで買った鳥肉は唐揚げにするとして、サラダがあった方が栄養バランスいいかな?
あ、ちなみにタカマルは唐揚げ平気で食べます。
窓を開けて、まだ外にいるもぐさんに声をかける。
「もぐさん、ちょっと野菜を適当に見繕って収穫してきてください、サラダにしますから。」
「ぐもっ!!」
手を上げて了解の意志を伝えるもぐさん、ああ見えて野菜に詳しいハードボイルドだったりします。
開墾からここまで整えてくれたし、もらってきた苗を植える時も手伝ってくれた。
頼れるモグラさんなのだ。あ、ちなみにもぐさんの言葉は分かります。
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