第二幕 幻想郷での新たな生活

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「あ、妹紅さん味見お願いします。」 小皿に少しだけ注いだお味噌汁を妹紅さんに渡す。 「裕理の料理の腕は信頼してるから、別に私の好みに合わせなくても……うん、美味しい。」 「やっぱり美味しいのがいいじゃないですか♪」 お味噌汁の味は毎日微妙に変えている。やっぱり妹紅さんに合うお味噌汁を作ってあげたいから。 さて、お肉屋さんで買った鳥肉は唐揚げにするとして、サラダがあった方が栄養バランスいいかな? あ、ちなみにタカマルは唐揚げ平気で食べます。 窓を開けて、まだ外にいるもぐさんに声をかける。 「もぐさん、ちょっと野菜を適当に見繕って収穫してきてください、サラダにしますから。」 「ぐもっ!!」 手を上げて了解の意志を伝えるもぐさん、ああ見えて野菜に詳しいハードボイルドだったりします。 開墾からここまで整えてくれたし、もらってきた苗を植える時も手伝ってくれた。 頼れるモグラさんなのだ。あ、ちなみにもぐさんの言葉は分かります。
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