897人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
「まっ、まだ入学してたったの2ヶ月なんだから。気長に待ちなさいよ。」
「えーー。やだーー。噂されたいーー。“B組のハルコちゃん、いい感じの人いるらしいよ”って言われたいーー。」
「それだけのために彼氏がほしいの?」
思わずつっこんでしまった。
「いーーやっ!アタシは、オトナの階段を上りたいわけです!」
そう言ってハルコは、胸の前で手をクロスさせて体をくねらせた。
「キモい。」
千恵子様の刺の一言が、ハルコの胸を刺した。
最初のコメントを投稿しよう!