第1話

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  「まっ、まだ入学してたったの2ヶ月なんだから。気長に待ちなさいよ。」 「えーー。やだーー。噂されたいーー。“B組のハルコちゃん、いい感じの人いるらしいよ”って言われたいーー。」 「それだけのために彼氏がほしいの?」 思わずつっこんでしまった。 「いーーやっ!アタシは、オトナの階段を上りたいわけです!」 そう言ってハルコは、胸の前で手をクロスさせて体をくねらせた。 「キモい。」 千恵子様の刺の一言が、ハルコの胸を刺した。
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