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千堂「大丈夫か?黒田……。」
心配して来たようだ。
企みはバレてない。
黒田「……あぁ…ショックで言葉もないが…一応大丈夫だ…。」
実際は大丈夫ではない。
復讐にしがみつかなければ
俺という存在は直ぐさま崩れ去るだろう。
千堂「黒田…くれぐれも道を踏み外すさないでくれよ……?」
ビクッ
心を見透かされた気分だ。
驚いたが気を使ってくれたのだろう。
"正義こそ全て"であったこの俺が、警察官が今まさに道を踏み外し、外道の道を歩もうとしているのだから。
黒田「千堂、前にも言ったが俺には正義しかない。必ずこの手で捕まえるつもりだ。」
俺は偽りの握り拳をつくった。
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