言えぬ想い的な…

2/4
前へ
/20ページ
次へ
パタパタと走る後ろ姿を見つめながら、身体を起こし、洋服に着替える。 ちょっとスカート短くないか? 他のヤツに見られたら、と思うと嫉妬で狂いそうだ。 階段を降りると香ばしい香りが鼻をくすぐる。トーストかな? 「旨そうだな」 「え~、いつもと変わらないじゃん」 お前が作ったのならどんなものでも新鮮で感動を与えてくれる。 そんな言葉がすんなり出せる様な男に俺はなりたかった。 トーストをかじりながら横目では彼女の後ろ姿ばかり目で追っていた。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加