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私は学校へ着くと
早速ちさのの姿を見つけた
「おはよっ」
私が声をかけると、
ちさのはあっという顔をして振り返った。
『もあ、おはよ♪』
植松ちさのは私の親友であり、よき理解者でもある
私とは違って、
誰にでも明るくて頼りにされるようなしっかりした感じの女の子だ。
『も―…あ、もあ…!』
ん?私の名前呼ばれてる…
ちさのに視線を戻すと
そこには頬を膨らませたちさのが立っていた。
『こら、ぼーとしてると遅刻しちゃうよ!』
そう言って先に歩き出す。
慌ててちさのを追いかけて教室に向かっていると、
見覚えのある人物がすぐ傍を歩いていた
あっ…!
あれは立花先輩だ!
こんな所で会えるなんて
今日はラッキーな日だ!!
なんて爽やかなんだろう!
先輩がいる所だけキラキラして見えるよ~
立花先輩は剣道部の部長で、とても優しくて礼儀正しい。
剣道部だから礼儀正しいというのもあるかもしれないけどそれ以上に立花先輩自身がそうゆう事に厳しいように感じる。
そして、私はその先輩に
恋焦がれている…
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