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いつも立花先輩の事を考えるだけで胸がチクリと痛み、息が苦しくなる…
この感情ばかりは私にもどうしようもない
どこかへ捨てる事も出来ずに自分の中に秘めるしかないのだ
しか―しっ!
毎日遠くから眺める事しか出来ない先輩が今は私の目の前を歩いているっ!
これは立花先輩に話しかける絶好のチャーンスっ!!
これまでに近付けた最高距離は10m…
是非とも記録更新せねば!
これを逃してたまるかっ
八神もあ行きまーすっ!!!
…キーンコーンカーンコーン~♪~
「…あ、れ?」
さきほどまでいた立花先輩の姿は消え、それどころか周りに誰も生徒は居ない。
そして聞こえるのは、
学校のチャイムの音だけ―
「…って遅刻じゃん!」
私は結局学校に来てたのに遅刻してしまった―…
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