LEVEL:01

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教室へ戻ると、 ちさのが不思議そうな顔をして駆け寄ってきた。 『急に出て行くからびっくりしたよ、どしたの?』 私はごめん、と謝ってからちさのにさっき見た事を話していた ………… しばらくして、 私の話に静かに耳を傾けていたちさのが急に立ち上がった 私が驚いてちさのを見上げると 『もあ、これはチャンスだよ!立花先輩がフリーな今こそ!絶対告白するべき!!』 …は? なにがどうなってそうなってしまうわけ?? 意味がわからないよ 「なんで今告白なんか…」 私が俯いてボソっと言うと ちさのは目を輝かせて私の手を強く握る 『何言ってんの!皆が告白して立花先輩と誰かが付き合っちゃう前に、もあがばしっと告るのよ!立花先輩は上手く呼び出しとくからうちに任しといてっ☆鉄は熱いうちに打てって言うでしょ♪』 え、えぇ~!!!? 今日、私が、告白??? てゆか、鉄は熱いうちに打てってそんな使い方だったっけ? なんかもう頭の中ぐしゃぐしゃなんですけど~!
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