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「なぁ~、頼むよ~」
「で、でも、野球なんて全くわかんないもん!!」
「俺が教えるからッ!!」
教えるって…
なんか違う気がする…
ていうか、それならッ!!
「と、智也が教えてあげるなら、ほかの子でもいいじゃない」
やりたくないわけじゃないけど、私は素直じゃないから、こんなことを言ってしまう。
我ながら、ホントに可愛くないと思う…
「ダメッ!!」
「え!?」
「教えるのは、美紀じゃなきゃヤダッ!!」
なんか、駄々っ子みたいになってきました…
「でも…」
やっぱり、ハッキリ答えられない。
これはきっと、まだ吹奏楽部への心残りがあるからだろうか…
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