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…―ジリリリリ!! バンッ 「ん~…ママ~、あと5分だけ…」 「美紀ッ!!起きろって!!」 身体が揺さぶられる。 も~、いいじゃんちょっとくらい… って、あれ?ママの起こし方って、こんな乱暴だったっけ? 「起ーきーろーッ!!」 「……!?」 「あ、起きた。」 「な、な、な、なんで居るの!?」 目が覚めた私の目の前に居たのは智也。 …てかッ、近いんですけど!! 「なんでじゃないだろ?俺は昨日、ちゃんと言った!!」 智也の顔が、さらに近づいてくる。 「き、昨日!?」 やっぱり近すぎる!! 緊張して、どもっちゃったじゃん!! 「だから、今日から部活が始まるから、朝は早く行かなきゃいけないの!!忘れたのか?」 「あ…あぁ~…」 思い出した。 たしかに、そんなこと言ってました。
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