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着替えを済ませ1階に下りると、智也がリビングでTVを見てくつろいでいた。
自分の家でもないのに堂々と…
なんて、ツッコミを心の中でしながら食卓の椅子に座る。
「いただきまーす。」
食パンをかじる。
うん、美味しい。
「あ、久々に智也くんも一緒に食べるー?」
「え、いいんすか!?」
ママの声に反応した智也が、なんのためらいもなく、私の隣に。
「はい、どうぞ♪」
「ありがとうございます!」
嬉しそうに、食パンにかじりつく。
「家でも食べてきたんじゃないの??」
「食べたよ。んでも、朝ごはんはいくらたべても大丈夫なんだって!」
笑いながら、私の肩をバシバシと叩いてくる。
私はビックリして、飲んでいた牛乳をこぼしそうになる。
「それに部活始まるし、体力つけなきゃな!」
「へぇ~」
私は手を合わせ、ごちそうさまをする。
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