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｢え…｣
振り返ると、スラッと背の高い男子生徒。
｢おいで。部室は違うところにあるから。｣
｢あ、はい｣
その男子生徒の後ろについていく。
見たところ３年生の先輩みたい。
……あれ？
どっかで見たことあるような…
誰だっけ？
｢部室の鍵はここにあるんだ。はい、野球部の。｣
｢あ、ありがとうございます｣
鍵を受け取る。
ここは職員室の１番奥の壁の一角。
こんなとこにあったんだ。
どうりで見つからないわけですね。
｢野球部のマネージャーにしたんだ。｣
｢へ？｣
突然かけられた声に、思わずマヌケな声を出してしまう。
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