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「…あ、あのさ」 沈黙を破ったのは智也 「今朝はごめん!」 勢いよく頭を下げてきた 「今朝は言い方が悪かったけど…俺、美紀が役に立たないなんて思ってない!むしろ感謝してるよ。だけどムリはしてほしくなかったからあんな言い方しちゃって…。ホントごめん!」 智也は早口で一気にまくし立てた 私はというと、ビックリしたり嬉しかったりで声が出せずにいる 「……まだ、怒ってる?」 智也がやっと顔をあげて、返事をしない私の顔を心配そうに覗き込んでくる 「…怒ってないよ」 私が言うと、智也は安心したような顔をした。 「私のほうこそごめんね。智也は私を心配して言ってくれたことだったのに…」 「勘違いされるような言い方した俺が悪かったんだよ。気にすんなって!」 「…うん、ありがとう」 無事に仲直りできた…よね?
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