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「よし、決めた!」
急に智也が、私に指を突き付けてきた
…あの、人様に指を突き付けるなんて失礼じゃないですか?
「お前の青春を野球一色…いや、俺一色にしてやるから!!」
「…は?」
智也に肩をガシッと掴まれた
なんで、いつも突然掴むの?
なんて冷静な自分もいるけど、内心パニック状態
この人は何を言ってるんですか?
「俺が、美紀の青春の主役になる!!絶対楽しくするから!!」
「な、何言ってんの!?」
「頑張るから!」
私の言葉は軽くスルーされ、というより、智也の耳に届いてないみたい
キラキラした瞳で、私を見つめてくる
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