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「そうだった…」 私は玄関まで来て、あることに気付いた 朝は寝坊したため、バタバタと慌てて家を出た 天気予報を確認する余裕もなく家を出たので、傘も持ってきていない しばらくそこで待っていたけど、雨はやみそうにない んー… もう濡れて帰るしかないか 私は覚悟を決めると、ハンドタオルを頭に乗せて1歩踏み出した 「あれ?前田さん?」 「え…」 ぐいっと腕をひかれた。 「…!」 思わず振り返ったらそこに居たのは、 「湊先輩…?」
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