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智也が嫌なやつじゃないってことくらいわかってる。
だけどッ!!
私が嫌だって言うことはやめてほしい。
って今まで何回も言ってきたけど、全く効果なし…
｢はぁ…｣
もう一度ため息をつき、顔を伏せる。
｢みーきーッ!!｣
｢わぁッ!!誰!?｣
背中になんかすごい重みを感じるんですけど…
｢そんなため息ばっかりついてると幸せ逃げちゃうぞ｣
｢智也!?ため息ばっかりなのは誰のせいだと思ってる??｣
｢んー、知らない♪
それより見ろ!!隣の席だ!!｣
｢………｣
あれ、さっきまでここは女の子が座ってたんだけど…
｢替わってもらった!!｣
そう言って、にっこり笑う
うッ…、そんなに嬉しそうに笑われると言い返せないじゃない…。
昔から私は智也の笑顔に弱い。
ホントに心の底から笑ってる笑顔だから。
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