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「ついたぞ。」
「先輩は、どこかに用でもあるんですか?」
「まぁな。これでも狗耀財閥の跡取りだからな。」
「へぇ。そうなんですか。なら、部下のことは俺に任せていいので出来るだけ早く帰ってきてください。……此処には会いたくない奴がいるから。」
最後の方の小さな声は先輩に聞こえていないかもしれない。
でも、聞こえていないならそれでもいいのかもしれない。
先輩は俺の頭を撫でるとすぐに帰る。といってどこかへいった。
「聞こえてたのかよ…」
まるで仕組んだかのような行動をしてから先輩は笑っていた。
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