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俺は校門から入って、桜並木をあるく。
「尊!」
そこにはさっき電話してきた綾瀬川隼人の姿があった。
「隼人…俺は平和に暮らしたかったんだけど。」
「まぁ、そんなこというなよ。それよりもその髪どうしたんだよ。」
そう言って俺の髪を綾瀬川はひっぱる。
すると、スルリと髪が落ちた。
「!」
「鬘だ。」
そう。髪といっても鬘だ。
もともと色素の薄い俺は髪は灰色。瞳は赤色をしている。
「焦っただろ。まぁ、変装しててもあんまり変わりねぇけどぉ。」
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