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「まぁ、とりあえずバイク出してくださいよ。来いて呼ばれてるんで。」
俺がそういうと先輩は一つため息をついてから俺の頭を撫でた。
「悪かったな。確かに部下の管理は上司の仕事だな。まぁ、今回はお前にその役目してもらうってことでチャラでいいか?」
「はい。じゃ、先輩。今すぐにバイク準備してください。」
その日、学校の中を走っている先輩が目撃されたのはまた別の話だ。
「遅いですよ先輩。」
「…悪いな。」
俺は先輩の後ろに跨がって、呼ばれている花岡高校へとバイクを走らせてもらった。
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