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episode2 集まった仲間
"敵の空母 ギレール艦"
「おのれ、ワインケミス・・・このバットバス様に傷をつけてただで済むと思うな・・・地球を実験などでは済まさん...滅亡に導いてくれようぞ」
「まぁまぁ、落ち着いてくださいよバットバスさん。相手はたった1人。余裕ですよ」
と語るのは、まるで象のような化け物だ。
鼻は鎖鎌のようになっていて、頭部から背部へ流れている。
顔には眼鏡らしきものをかけ、とても理性が感じられる。
「エレファング。貴様は悠長すぎる...私もバットバスと同様、憤慨している。さっさと攻め滅ぼせ!」
この女王のような口調は、見た目は20~30の地球人のような女性。
だが、地球人ではなく、惑星オバミュラーからの侵略者。
派手な赤い衣装を身にまとい、化粧は濃いめ。
しかし、その眼光はまるで女豹のそれだった。
「パンサールの言うとおりだ...だが、俺は今、身体を休めなければならない...結構な深手を負ってしまったからな」
とバットバス。
「じゃあ、どうするんです?」
「俺に考えがある。来い!怪人バフデコン!」
バットバスが叫ぶと、奥から筆箱のような怪人がやってきた。
「お呼びでしょうか。バットバス様。」
「お前のちからを使って、地球を制圧して来い!!!!!わかったか!」
「へい。僕ちんの力で、地球人から筆記用具をすべて取り上げて、学力低下に導いてやりますよ!!」
「さっそく行って来い!!!」
と言うと、バフデコンは地球に向かって行った。
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