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15分後に現地に着くと、なんか筆箱に手足が生えた奇妙な怪物が町中を闊歩している。
「すべての筆記用具を渡せぃ!この僕ちんがこの地球を学力低下に導いてやるぅ!!」
・・・なんか意味の分からない事をほざいている。
だが、言葉とは裏腹に、ビルや家屋を破壊しようとしているのもよーっく分かるぜ。
「待て!破壊行為は許さん!」
俺は相手に近づき、啖呵を切る。
「ぬぬ?なんだぁお前ぇ?」
相手の馬鹿っぽい声に少しイラっときながらも、冷静に
「俺はワインケミスだ。お前たちギレール帝国の野望は俺が打ち砕く!!」
と返した。
「あぁあ、お前ぇがバットバス様に深手を負わせたっていう、ケミスマンってやつかぁ??」
「その通りだ。お前にも同じ様に消えてもらうぜ 化学変化!!」
叫びながら無線の真ん中のボタンを押す。この間と同じように、ワインレッドのスーツが俺の体に装着する。
「うぉぉお?変身した?」
相手の素っ頓狂の声も無視し、俺はマイトガンをホルダーから抜き、構える。
「マイトシュート!」
叫びながら引き金を引くと、銃先からレーザー砲が発射され、相手の身体にクリーンヒット。
爆音とともに、相手は、声にならないうめき声をあげその場に倒れるが、まだまだ、大丈夫のようだ。
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