episode2 集まった仲間

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「あたしを無視すんなぁぁぁぁ!」 っとさっき啖呵を切った女の子が相手に向かってケリを入れた。 だが、 「痛った…何この固さ、ありえないんだけど!?」 案の定、向かっていって返り討ち。 いや、ただ、ケリをいれて、自分の右足を押さえているだけ。 返り討ちにもなってない。 「うん?なぁにかなぁぁぁぁ?うへへへへへへへへへへへぇ」 相手は下劣な笑いをして女の子に近づいた。 「え、ちょっ?はぁ?こっちに・・・くんなぁぁぁぁああああ」 っとうる星のしのぶちゃんよろしく、近くにあった木材を敵に向かって投げつけた。 木材って結構重いのに… だが、その木材も筆箱野郎にあたる前に、鉛筆爆弾によって粉々の燃えカスとなっていった。 「威勢がいいねぇお嬢ちゃん?」 徐々に距離を詰めて行き、女の子はじりじりと後ずさりするだけ。後ろはもう壁で、逃げ場は無い。 「寄るな!!あっち行け!怪物!!」 こんな状況でも命乞いしない度胸はさすがだ。
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