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『…美琴ちゃん??』
「…ん?」
『それお店のお金でしょ?』
「…ん。」
美琴ちゃんは申し訳なさそうに俯く。
『どーして?』
「…ん~。」
『なんか理由があるんでしょ??』
「総に……と……強…」
『大丈夫♪言ってごらん。』
「総にぃにと勉強っ!!…/////。」
あぁ。なるほど。
そんなに勉強が出来るほどではないけど、いちおー大学を出てる俺は鉄ちゃんの依頼で美琴ちゃんの家庭教師を何度かした事がある。
「…パパが約束破った……うぅ…」
大きい瞳に涙をいっぱい溜めている。
「………美琴。」
鉄ちゃんに視線を移すと、なにやら気まずそうに美琴ちゃんを見ていた。
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