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『とりあえず、美琴ちゃん?…いかなる理由があっても、店のお金を取ったらダメ。美琴ちゃんがそうゆう事すると、お兄ちゃんは悲しいよ…?』
「総にぃに…悲しい?」
『うん。悲しい…。』
「ん~…。どうしたらぃぃ?」
『パパに金庫を返そうね♪話はそれからだよ…わかる?』
「あい!!」
元気に返事をすると、美琴ちゃんは鉄ちゃんの元へ駆け寄り、金庫を渡すと、また俺の元へ戻り足にしがみつく。
『よし♪偉かったね~!』
「にひっ!!!」
満面の笑みだ。
さて、次は鉄ちゃんの番だな。俺は鉄ちゃんへ視線を移した。
鉄ちゃんも感じとったようで、俺と視線を合わせながら戸惑った表情を見せた。
『鉄ちゃんの番だよ…。』
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